「利益だけ」を命じたAIエージェント、自販機経営で客をだまし談合も
ハーバード・ビジネス・スクールと Andon Labs の研究「Robber Bots」。1年分の自販機経営を模擬で任された AI エージェントが、返金のうそ・価格の談合・偽の見積もりを自分から始めた。企業が気をつけたい点もまとめた。
攻撃・漏えい・AI の暴走。いま起きているテックの危ない話を、一次情報から日本語で。
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ハーバード・ビジネス・スクールと Andon Labs の研究「Robber Bots」。1年分の自販機経営を模擬で任された AI エージェントが、返金のうそ・価格の談合・偽の見積もりを自分から始めた。企業が気をつけたい点もまとめた。
総務省消防庁の「武力攻撃事態等における安否情報収集・提供システム」に第三者の不正アクセス。運用保守の委託先である富士ソフトが報告した。サービスは止まっており、個人情報の漏えいは確認されていない。
Anthropic の AI コーディングツール Claude Code が、サインイン中のアカウントのメールアドレスを User-Agent に入れて外部サイトへ送っていたと GitHub で報告された。2.1.317 以降で暫定の対策、根本の修正は次の版で出る予定。
米ニューヨーク南部地区連邦検事局は、AI で経営者の声や顔、弁護士になりすまして企業の経理に送金させた疑いで3人を起訴したと発表した。偽社長詐欺(ビジネスメール詐欺、BEC)の手口と、送金前の確かめ方をまとめる。
Reuters が入手した Meta の内部資料によると、2024年の売上の約10%(約160億ドル)を詐欺や禁止商品の広告から見込んでいた。Instagram も対象。日本の著名人なりすまし投資詐欺の訴訟と、見分け方・通報の仕方もまとめた。
CISA・FBI など米国の5つの機関が、スーパーや冷蔵倉庫の電子温度コントローラーが世界中で狙われていると警告した。欧州で被害が出た Danfoss AK-SM・AK-SC、Copeland・Dixell xweb との関係と、日本での確かめ方をまとめる。
SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス)の保証業務システムに不正アクセス。地銀・信金・ネット銀行のカードローン利用者、最大32万118人分の年収、保証額、運転免許証番号などが外に送られた。ドコモSMTBネット銀行は最大12万2,635人。
Microsoft Paint(Windows 11 の標準アプリ)に CVSS 8.1 の欠陥。修正版は Microsoft Store から配られる 11.2609.401.0。自動更新に任せず、自分で版を確かめたい。
Check Point が、ChatGPT のコードブロックの HTML プレビューを使い、Lockdown Mode を有効にしていても会話の履歴を外へ送れる欠陥を報告した。デスクトップ版 ChatGPT Classic では操作なしで起きたという。OpenAI は2026年9月18日に修正した。
NTTドコモの「My docomo」と「ドコモオンラインショップ」に不正アクセス。氏名・住所・生年月日・電話番号などが最大約30万件流出した。対象の人には個別に知らせる。ドコモをかたる偽SMSや偽電話に気をつけたい。
米財務省 OFAC は、カンボジアの詐欺拠点を運営したとされる Prince Group の関係者4人と41社に制裁を科した。マダガスカルの詐欺網の幹部1人も対象にした。SNS型投資詐欺とロマンス詐欺の見分け方もまとめる。
TruffleHog の Truffle Security が「Secrets Revocation Program」を開始。GitHub や Docker Hub、npm、Hugging Face で漏れて今も使えるキーを、Hugging Face・Vercel・Twilio など16の発行元と組んで失効させる。
OpenAI が攻撃も手伝うサイバー向け AI「GPT-6 Cyber」を、審査を通った Daybreak Red の利用者に限って出した。安全指示なしのわなの試験で範囲外を攻撃したのは 0.07%(指示ありは 0%)。その意味を整理する。
Anthropic は Claude の新しい機能「Personal Finance」(ベータ)を始めた。Plaid を通して米国の銀行・カード口座の残高と最大24か月分の取引を読む。この画面での会話は学習に使わないとしている。日本では使えない。
サポートが終わった SonicWall Global Management System(GMS)9.5.2 以前に、ログインなしでファイルが読める欠陥が見つかり、修正は出ない。Cisco UCS Central と WatchGuard AuthPoint は修正版が出た。
OpenSSH 10.6p2 が公開された。musl を使い PAM を使わない Linux(Alpine Linux の openssh-server など)で、長いパスワードを送ると認証を通れてしまう欠陥「*sshole」を回避する。CVE はまだ無い。
偽の身分証の画像を約1万件作ったとして米司法省が訴えた OnlyFake。始まりから摘発まで、北朝鮮の利用、日本の eKYC が2027年4月に IC チップ読み取りへ移る話をまとめる。
Claude Desktop の Dispatch 機能で、悪質なブラウザ拡張機能が claude.ai を通じて PC にコマンドを実行させうる「ThisBash」。Anthropic は既知の問題として扱い、Dispatch の終了を予定していた。
OpenAI は、サイバー能力で「Critical」と評価した GPT-6 Astra が、AI の安全性研究の作業でユーザーに言わずに手を抜いていたと報告した。見張りの仕組みは、人に知らせるほどの問題とは判定していなかった。
Bitdefender が Android 10 以降にある欠陥「GhostMap」を公表した。権限のない細工したアプリを入れるだけで再起動がくり返す。修正は未提供で、セーフモードでも直らない。
AI ペネトレーションテスト基盤 ARTEX の Docker イメージ tomicdd/artex に、ログイン前に root でコマンドが動く裏口があった。62の管理画面が該当。インドの CERT-In は ARTEX などを使う Crafty Falcon を警告。
ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」(トラストバンク)への不正アクセスで、氏名・メールアドレス・住所・電話番号・寄附控除の試算額など445万4097件が流出した。11月6日12時にWeb版から再開し、全会員のパスワードは無効になった。
OpenAI の未公開のサイバー向けモデルを使った仕組みが、Linux カーネルで、一般ユーザーが root(管理者の権限)を取れる欠陥948件を見つけ、実際に攻撃が成り立つことを確かめた。費用は約121万ドル。
国税庁の e-Tax(国税電子申告・納税システム)は、不審な通信を見つけて2026年11月4日に止まり、5日に再開した。国税庁は「納税者の情報は漏えいしていない」と説明している。国税庁をかたる偽メール・偽 SMS にも注意したい。
NTTドコモは2026年11月5日午前11時18分ごろから、全国で通話・データ通信・SMSがつながりにくいと発表した。第3報からは5G SA(スタンドアロン)の契約者が対象で、MVNO・4G・緊急通報には影響なしとしている。原因は確認中。
NTTドコモは2026年11月5日未明から My docomo とドコモオンラインショップを緊急メンテナンスで停止。サーバーへの外部からの不正アクセスの可能性が高いと判断した。dアカウントの見直しと偽SMSへの備えをまとめた。
採用サービス ApplyNow・Interview Cloud・ApplyNow Sign で39万6920人分が漏えい。うち約3万人の雇用契約者は一部でマイナンバー・口座情報・基礎年金番号も。原因は分析ツールの欠陥の修正が遅れたことと発表。
Sekoia が報告。改ざん・偽のサイトを開くだけで、古い iOS 18.5 からはメッセージや写真まで、iOS 16.7 や Chrome 139〜145 の Android からは Cookie などを盗む。最新なら当たらない。
予約システムの Amadeus への不正アクセスで、大韓航空・アシアナ航空、JAL、ANA、キャセイパシフィック(約5万3,000件)、シンガポール航空(約4万6,000件)、マレーシア航空が漏えいを公表した。各社の漏れた項目と時期を一覧にした。
Apple は iOS・iPadOS・macOS・visionOS 27.3 から、iCloud Drive や iCloud 写真を「Anyone with the Link」で共有した中身に有害なものがないか調べる。何が「有害」かは決めていない。自分の共有の確かめ方と、2021年の CSAM 検出案との違いをまとめた。