情報被害の話ではない

Google、学校で AI を断ると検索も止まる仕組みに

Google Workspace for Education で、Gemini・NotebookLM・Gemini in Classroom・Google 検索が、K-12 の生徒アカウントでは管理者がオンにするまで止まる。AI を抜いた検索は選べないと Google の担当者が語った。

要点

  • Google は、小中高の生徒のアカウントでは、Gemini などの AI と Google 検索を、学校の管理者がオンにするまで使えなくすると発表した。
  • Google の教育部門の責任者は、AI を外して検索だけ残すことはできず、AI を断る学校では生徒が検索を使えなくなると説明したと報じられている。
  • 日本の学校にも当たるかは、Google がまだ書いていない。Chromebook を使う GIGA スクールの学校は、これからの知らせを見ておきたい。

何が起きたか

2026年11月3日(米国時間)、Google は教育向けの公式ブログで、学校向けの AI の管理を変えると発表した。書いたのは、教育部門の責任者の Chris Phillips 氏だ。

発表によると、対象は次の4つだ。

  • Gemini(Google の対話型 AI)
  • Gemini Notebook(NotebookLM)
  • Gemini in Classroom(授業の管理に組み込まれた AI)
  • Google 検索

この4つは、K-12(日本の小学校から高校にあたる)の生徒アカウントでは、学校の管理者がはっきりオンにするまで「完全にオフ」になる。細かいことは、変更を始める前に「この先数か月のうちに」学校へ知らせるという。

検索が入っているのは、今の Google 検索に、AI が答えをまとめて出す機能(AI Overviews など)が組み込まれているからだ。TechCrunch によると、Phillips 氏は The New York Times に、AI を制限する学校の生徒は「検索を使えず、使えないことを伝える学校からのメッセージが出る」と話した。AI の部分だけを切って、ふつうの検索を残す設定は用意されないと報じられている。

同じ日に Google は「Guided Learning」も広げると発表した。答えをすぐ出さずに、問いかけながら一歩ずつ考えさせる AI の学習の機能だ。Google Classroom では世界で使える。検索に入れるのは、まず今月中に米国の一部の学校で試すという。

日本の利用者への影響

日本の学校では、Google の端末が多く使われている。MM総研の調査(2025年6〜7月)では、GIGA スクールの第2期の児童生徒用の端末で、ChromeOS の割合が60%だった。

ただし、今回の変更が日本の学校にも当たるか、いつからかは、Google の発表には書かれていない。発表の言葉は「K-12 の生徒アカウント」で、国や地域の区切りは示していない。検索の新しい機能の試行は米国だけとされている。日本でどうなるかは、現時点で分からない。

もし日本にも当たれば、学校は「AI も検索も生徒に使わせる」か「どちらも止める」かを選ぶことになる。調べ学習で検索を使う授業は多い。止めたつもりがなくても、設定を見落とすと、ある日から生徒が検索を使えなくなるおそれがある。

今すぐやること

  1. 学校や教育委員会で Google Workspace を管理している人は、Google からの管理者向けの知らせ(メールや管理コンソールの案内)を、この先数か月は気にして見る。
  2. 生徒に AI を使わせるか、検索をどう扱うかの方針を、変更が来る前に決めておく。検索を止めると調べ学習が止まる。
  3. AI を使わせる場合は、保護者への説明や同意をどう取るかを確かめる。Google の規約では、18歳未満に追加のサービスを使わせるとき、学校が保護者の同意を取る責任を負う。
  4. 保護者は、子どもの学校の端末で何が使えるかを、学校からの案内で確かめる。

背景

Google は2025年に、年齢に関係なく学校のすべての利用者が Gemini を使えるようにした。18歳未満には、より強い内容の制限をかけたとしていた。

その後、米国では学校での AI の使い方に厳しい目が向いた。子ども向けのメディアを評価する団体の Common Sense Media は、Google の AI 検索の機能を生徒には「許容できない」と評価したと報じられている。米国の上院議員も、学校での Google の AI の広げ方を問いただしたと伝えられている。

今回、Google は、AI をはじめからオフにして学校に選ばせる形に変えると発表した。まだ発表の段階で、実際に変わるのは、この先数か月のうちに学校へ詳しく知らせたあとだ。今の管理者ヘルプでは、Gemini in Classroom は初期状態で有効のままになっている。一方で、検索から AI だけを外す道は用意しないとされる。AI を断ることと、検索を手放すことが、ひとつの選択になる。

技術者向けの詳細
  • 対象(Google ブログより): Gemini、Gemini Notebook、Gemini in Classroom、Google Search。K-12 の生徒アカウントでは、管理者がはっきりオンにするまで、どれも「entirely off」になる。
  • 時期: 「in the coming months」に学校へ詳しく知らせてから広げるとされる。日付と地域は示されていない。
  • 今の設定: 管理コンソールの「アプリ」→「Google のその他のサービス」→「Search and Assistant」で、組織部門やグループごとにオン・オフできる(管理者ヘルプ)。
  • 今オフにしても、ログアウトしたときと同じように、Lens・AI Mode・AI Overviews を含む一部の検索の機能は使える、とヘルプに書かれている。今回の変更は、検索そのものを止める点で今と違うと読める。設定の画面がどう変わるかは、まだ公表されていない。
  • 今の Search and Assistant をオフにすると、Android と iOS の Gemini アプリが使えなくなる、アプリの一覧で 400 エラーが出ることがある、などの影響がヘルプに書かれている。
  • Gemini in Classroom は、今はすべての年齢の利用者に初めから有効。18歳未満の生徒に対して以前オフにしていた場合は、設定を変えるまでオフのまま(ヘルプ)。年齢の指定がどう使われるかは、Google の続報を待つ。

出典

一次情報

報道

参考

記事は、運営者が生成 AI を活用して作成し、内容を確かめたうえで公開しています。 誤りに気づいたら編集方針の連絡先へ。

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